社長ブログ

「研修を受けたのに使っていない」をなくす、AI活用オーダーメイド講座

代表取締役 東野

「AI研修は受けたんですけど、結局あまり使ってなくて」

お客様と話していると、この言葉を本当によく聞きます。研修が悪かったわけではないと思うんです。生成AIの仕組みを学んで、プロンプトの書き方を教わって、その場では「なるほど」となる。でも会社に戻って自分の仕事を前にすると、どこから手をつければいいのか分からない。

原因はシンプルで、研修の題材が自社の仕事じゃなかったからだと僕は思っています。

会社ごとに中身を組み立てる「AI活用オーダーメイド講座」

だから僕たちは、お客様ごとにカリキュラムをゼロから組み立てるAI研修をやっています。この11月から、ある製造業のお客様で全5回・計16時間の講座が始まります。

このお客様は検査機器のメーカーで、仕様を決める上流工程からソフトウェアのコーディング、電子回路やマイコン、機構の設計まで、全部を自社でやっておられます。受講されるのは、代表を含む全社員の皆さんです。

最初にいただいたご要望が、とても具体的でした。

  • 社員全員が同じ理解・同じ設定で使い始められるようにしたい
  • 取引先の会社名や設備名をAIに入力してよいのか、判断基準がほしい
  • 社内文書はすべてDropboxにある。役員しか見られないフォルダは隠したまま活用したい
  • 「とりあえず一番高性能なモデル」ではコストが膨らむ。根拠を持って使い分けたい
  • 既存ソフトの改造やバグ修正が多い。そこを効率化したい
  • 電子回路やFPGA、機構設計でAIがどこまで使えるのか、率直に知りたい

ここまで具体的なご要望に、汎用のAI研修カリキュラムで応えるのは無理です。だから、オーダーメイドで組みます。

実際に組んだ6つのテーマ

テーマ

扱う内容

AIエージェントの基礎と運用設定

基本操作、メモリ、社内共通プロンプト、プライバシー設定、AIに与える権限の考え方、チームでのプロジェクト共有

リスクとセキュリティ、社内ルール

情報漏えい・誤情報への対策、機密情報・個人情報の扱い、客先固有名称を入力するリスクと匿名化の方法、社内ルールの骨子づくり

Dropboxコネクタの活用と権限設計

社内文書の検索・要約・共有、役員フォルダを分離したアクセス制御の構築、権限の抜け漏れの確認方法

モデルとエフォートの選定指針

モデルごとの違い、思考量の設定が結果に与える影響、コストと精度のバランス、社内共通の判断基準づくり

ソフトウェア開発の効率化

既存ソースコードの機能追加・仕様変更、バグ修正、テストコード生成、GUIのバイブコーディング、開発環境の構築(ハンズオン)

ハードウェア開発でのAI活用の現在地

電子回路の設計・部品選定・シミュレーション、FPGA/マイコンのコード生成とデバッグ、機構設計での活用範囲と限界

題材は、お客様自身のソースコード

開発効率化の回では、お客様の実際のソースコードを題材にします。サンプルコードで練習しても、自社のコードに戻った瞬間に手が止まるからです。研修が終わった翌日から、そのまま業務で使える状態にする。ここが僕の一番のこだわりです。

教材も、各回ごとに講師が書き下ろします。既製のテキストを配るんじゃなくて、そのお客様の業務に合わせて作ります。

「できないこと」も正直に言います

ハードウェア開発のテーマでは、お客様から「まだ難しい領域についても率直に教えてほしい」と言われました。これ、すごく大事な姿勢だと思います。

生成AIは万能じゃありません。今どこまで使えて、どこからはまだ人間がやるべきなのか。その境界線を知ってもらうことが、結果的に遠回りを減らします。僕たちの講座では、できることと同じくらい、できないことを丁寧に伝えます。

研修費には、補助金・助成金が使えます

今回のお客様は、自治体のリスキリング補助金を使って受講されます。

社員研修の費用は、補助金・助成金の対象になりやすい分野です。国には人材開発支援助成金がありますし、自治体ごとにもDX人材育成やリスキリングを支援する制度があったりします。

ただ、こうした制度には共通の難しさがあります。

  • 自社が使える制度がどれなのか、探すこと自体に手間がかかる
  • 申請書類の要件が細かく、不備があると採択されない
  • 交付決定の前に研修を始めると対象外になるなど、進め方にも決まりがある
  • 実績報告でも、出席簿や教材の写しなど、決められた書類を揃える必要がある

僕たちは、補助金の申請支援そのものをサービスとしてやっています。ものづくり補助金、省力化投資補助金、新事業進出補助金、持続化補助金、事業再構築補助金などの採択実績があり、申請書類は提携する行政書士が作成します。

研修と補助金の両方を引き受けられるので、「どの制度が使えるか分からない」という段階から相談してもらえます。制度の要件や補助率は年度で変わるので、まずは今使える制度を調べるところから始めます。

AI導入で困っていたら

僕たちは、AIと補助金に強い開発会社です。

研修だけの依頼でも、AIを使った開発そのものの相談でも構いません。「何から始めればいいか分からない」という段階の相談を、むしろ歓迎しています。自社の業務のどこにAIが効くのかを一緒に整理するところから、お手伝いします。

お問い合わせフォームから、気軽に連絡してください。

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